浅草寺の観光スポットまとめ。参拝方法から周辺グルメまで!
東京都 浅草 観光公開日 : 2020年11月16日 | [更新日] 2024年09月01日
浅草寺は東京都内最古のお寺で、年間3000万人もの人が訪れる、東京・浅草を代表する観光スポット。
国内外問わず人気の仲見世通りは、お土産やグルメも充実していて、いつも多くの人で賑わっています。
また、節分のお祝いや花祭り、ほおずき市、東京を代表するお祭りの一つである三社祭などの季節のイベントも人気で、多くの観光客が訪れます。
そんな魅力的な浅草寺の観光スポットをご紹介します。
浅草寺の歴史
浅草寺の起源は、西暦628年に宮戸川(現在の隅田川)で釣りをしていた兄弟の網の上に、仏像がかかったのが始まりと言われています。
この仏像を受け取った漁師の師匠である土師中知(はじのなかとも)が出家したと言われており、これが現在の浅草寺の創建のきっかけとなっています。
この仏像は、埼玉県飯能市の成木川から隅田川に流れ着いたとされ、現在「聖観世音菩薩像」となっています。
浅草寺は、江戸時代には源頼朝や足利尊氏、徳川幕府の祈願所として栄えました。
正勝上人が観音堂を建立してからは、本尊が隠れ仏とされ、江戸の人々に崇められました。
現在でも浅草寺には、多くのご利益を受けに下町から多くの人が訪れています。
浅草寺の歴史は非常に古く、多くの文献にも記載されています。例えば、『吾妻鏡』や『とはずがたり』には、浅草寺についての記述があります。
千年近く前から多くの人々に愛され、敬されてきた浅草寺。その歴史に思いを馳せながら、お寺を訪れてみてはいかがでしょうか。
1.仲見世
仲見世は日本最古の商店街であることをご存知でしょうか。
徳川家康が江戸幕府を開いてから、江戸の人口が増え、浅草寺への参拝客が増え、それに呼応するかのように、浅草寺の境内の清掃を任されていた人たちが、境内や参道に出店する特権が与えられました。
これが仲見世通りの始まりでした。
江戸時代には、伝法院から仁王門付近の店を「やくだな」と呼び、通り沿いには20軒の水屋が並んでいたと言われています。
お祭り商店街(浅草西参道商店街)
お祭り商店街、お祭りをイメージして作られた商店街です。
日本初の木道の商店街は、とても温かみのある雰囲気で、何度も足を運びたくなります。
アーケードにはお祭りの巨大なイラストが描かれていて、スマホをかざすとお祭りの映像を見ることができます。
お土産屋さんも充実しているので、ぜひ立ち寄ってみてください。
雷門を過ぎると、日本らしいお土産屋さんがずらりと並んでいます。
江戸時代から続く日本最古の商店街で、歌舞伎役者が使っていた扇子や豆のおもちゃ、外国人観光客向けの漢字Tシャツなど、興味深いものがたくさんあります。
全長250mの仲見世通りを楽しみながら、出来立てのおせんべいやお饅頭を食べてみてはいかがでしょうか。
浅草仲見世の基本情報
・アクセス: 東京メトロ銀座線 浅草駅より徒歩2分
・営業時間: 各店による
・定休日: 各店による
2.浅草寺
約1400年前に開山された浅草寺は、東京都内で最も古いお寺です。
江戸時代から「浅草の観音」と呼ばれ、誰もが知っているお寺は、今でもお土産・記念写真に大人気のスポット。
普段は平日でも世界中からの観光客で賑わいます。
大提灯は高さ3.9m、幅3.3m、重さ700kgと大迫力。
必ず大提灯と一緒に写真を撮りましょう。
浅草寺本堂の大香炉では、必ずお線香の煙を吸ってください。
浅草寺の基本情報
・住所: 東京都台東区2-3-1
・アクセス: 東京メトロ銀座線 浅草駅より徒歩5分
・電話番号: 03-3842-0181
・料金:
・所要時間:
・オススメの時期:
・公式サイトURL:www.senso-ji.jp
浅草寺のバリアフリー観光情報
車椅子で参拝しやすい境内に加えて、参道・門前も整備されていてバリアフリーな観光&パワースポットです。
(引用:バリアフリーマップ)
3.浅草神社
浅草神社は国の重要文化財に指定されています。
浅草寺からさらに歩くと、入り口に石造りの鳥居がある浅草神社があります。
1649年に3代将軍徳川家光によって創建されましたが、戦災を免れ、今でも貴重な建物として残っています。
浅草神社の基本情報
・住所: 東京都台東区浅草2-3-1
・アクセス: 東京メトロ銀座線 浅草駅より徒歩7分
・電話番号: 03-3844-1575
・公式サイトURL: www.asakusajinja.jp
浅草神社のバリアフリー観光情報
鳥居側入口付近に10センチメートル程度の溝がありますが、注意して進めば車いすでも問題はありません。
境内は舗装されており移動しやすくなっています。
(引用:東京都産業労働局)
4.浅草三社祭
三社祭は、毎年5月に行われる浅草神社の最大級のお祭り。
浅草神社の三基の神輿をはじめ、町内の多くの神輿が浅草の街を練り歩き、盛大な祭りとなります。
観光客で埋め尽くされた通り沿いの盛り上がりや、勇壮な江戸っ子たちが神輿を担いで威勢の良い掛け声を唱えながら練り歩く様子は、なかなか体験できません。
5.五重塔
本堂の南西角に位置し、凛とした佇まいと存在感のある塔。
もともとは945年に平公雅(たいらのきんまさ)によって建立されたもので、その後焼失と再建を繰り返して現在に至っています。
江戸時代には「江戸四塔」の一つとして親しまれ、明治時代には国宝に指定されました。
五重塔は仏教寺院に多く見られることから、仏舎利塔(ぶっしゃりとう)とも呼ばれています。
五重塔はお釈迦様の遺骨が納められている墓地。インドではドーム型でしたが、日本では中国でこのような形になって大陸を横断したことから、現在のような五重塔と呼ばれています。
6.宝蔵門の大わらじ
仲見世から続く道で、本堂前の立派な建物が「宝蔵門」です。
この門の奥には、全長4.5メートルの巨大なわらじが吊るされています。
門の左右には、それぞれ男わらじと女わらじがあり、魔除けの意味があります。
実はこのわらじは、山形県の村山市のお祭りで奉納されたもので、1ヶ月かけて800人もの人手をかけて作られたそうです。
最初に奉納されたのは昭和16年(1941年)ですが、その後は10年に一度くらいのペースで作られ奉納されています。
このわらじはは仁王さまの大きさと言われており、飾ることで恐怖や恐怖で鬼が去っていくと言われています。
わらじに触れると足腰が元気になると言われているので、ご年配の方に特におすすめです。
7.浅草寺の大仏
浅草寺にも大仏があるのをご存知ですか?
仲見世から本堂の左手に行くと、養護堂の境内にあります。
平成6年に設置されたものなので、意外と知らない人が多いようです。
元々は本堂の裏手にあったのですが、本堂の左側に移されました。
8.鳩ポッポの歌碑
浅草寺では「はとぽっぽ」の歌碑も必見です。
たまに本物の鳩が彫刻の上に乗っていたり、混ざっていたりするので、鳩好きにはたまらない写真が撮れます。
滝廉太郎さんといえば、「荒城の月」の作曲家として有名な方ですよね!
作詞者の東くめさんは、浅草寺の境内で子どもたちが鳩と戯れる姿を見て、この歌詞を書いたそうです。
参拝方法
東京都内でも有数のパワースポットとして人気の高い「浅草寺」。
せっかくお寺に行くのであれば、正式なお参りをした方がパワーをもらえるかもしれませんね。ここでは、正しいお参りの仕方をご紹介します。
(1)手水舎で手と口を清める
お参りをする前に身を清めます。まず、右手に柄杓を持ち、左手に水をかけて清めます。
次に、左手に柄杓を持ち、右手を清めます。今度は右手で柄杓を持ち、左手で水を受け止めて口にくわえ、口の中を清めます。
最後に柄杓を逆さにして、残った水で柄を清め、柄杓を元に戻します。
浅草寺の柄杓は、龍の形をしており、龍の口から勢いよく水が流れるので迫力があります。
龍は神々の化身ですから、龍が吐き出す水でお寺を清めることが大切です。
②お賽銭
験を担ぐこともできますし、好きな金額のお賽銭をすることもできます。
お寺は神社と違い、静かに手を合わせて祈ります。
お寺や神社にお参りする際には、神棚にお邪魔していることを忘れないようにしましょう。
謙虚に敬意を持って祈ることで、願いが叶いやすくなるかもしれません。
願い事を唱えるだけでなく、今の無病息災への感謝の気持ちを忘れずに、心を落ち着かせておくと良いでしょう。
浅草名物&おみやげ
浅草には仲見世をはじめ、お土産や特産品が充実しています。
選ぶのは難しいかもしれませんが、見ているだけでも楽しいですよね。
雷門から浅草寺の宝蔵門までの約250mの道のり。
浅草に行ったらぜひチェックしてほしいおすすめのお店をご紹介します。
元祖の人形焼 木村家本店
人形焼といえば、浅草にはたくさんのお店がありますが、元祖は「木村家」です。
明治元年創業で、浅草界隈では最も古い人形焼のお店。五重塔や雷神など浅草をモチーフにした人形焼きは、お土産にも最適です。
木村家本店の基本情報
・住所: 東京都台東区浅草2-3-1
・アクセス:浅草駅から徒歩約5分
・営業時間: 9:00~19:00
・定休日: 火曜日
・電話番号: 03-3841-7055
浅草きびだんご あづま
仲見世通りにあるこちらのお店は、行列ができる人気店。
香ばしいきな粉をふんだんに使った江戸時代の味を再現したきび団子は、串に刺さっているので、食べ歩きしながら食べられます。
江戸時代には、このお団子が主流だったと言われています。
昔ながらのお団子の味をお楽しみください。
浅草きびだんご あづまの基本情報
・住所: 東京都台東区浅草1-18-1
・アクセス:浅草駅から徒歩約5分
・営業時間: 9:00~19:00
・定休日: 年中無休
・電話番号: 03-3843-0190
グリルグランドのミックスフライ
「日本一のミックスフライ」が人気の浅草の老舗洋食店。
オムライスやカキフライも人気で、浅草で食べるにはもってこいのお店です
下町の洋食屋さんでは、ボリューム満点のメニューを提供しています。
駅から近いのでいつも満席ですが、自慢のフライは行列に並ぶ価値があり、どこか懐かしい味がします。
浅草寺の裏通りに入ると、いろいろな食べ物屋さんがあるので、ぶらぶらするのも楽しいですよ。
グリルグランドの基本情報
・住所: 東京都台東区浅草3-24-6
・アクセス:浅草駅から徒歩10分
・営業時間: 11:30~14:30、17:00~21:00(土曜日は夜のみ営業)
・定休日: 日曜日、月曜日
・電話番号:03-3874-2351
浅草寺観光まとめ
下町情緒あふれる浅草の街並みを眺めながら観光を楽しんでくださいね。
お参りのマナーや食べ物、地元の名物料理など、知れば知るほど浅草の魅力が伝わってきます。
東京の人気観光地であり、土日祝日は多くの人で賑わっていますが、せっかく浅草に行ったのであれば、お宮参りやおみくじを引いたり、仲見世通りで食べ歩きを楽しんでみてはいかがでしょうか。
近隣には素敵な下町グルメのお店もありますし、ホッピー通りでモツ煮を味わうのもおすすめ。
お台場からは東京湾クルーズにも乗れますし、東京スカイツリーも近いので、この辺りを1日かけて散策しても飽きませんよ。
観光しながら下町の魅力を満喫してくださいね。