青森観光なら!白神山地を訪れる前に知っておきたい見どころ・歴史
白神山地 青森県 絶景公開日 : 2021年02月26日 | [更新日] 2024年10月01日
秋田県・青森県とまたがる山岳地帯、白神山地。美しい森と豊かな自然が世界自然遺産に認定されています。
屋久島や知床といった自然遺産と同じですね。
広大なこの地域は自然遺産という名目が無くても受け継いでいきたいスポット。
観光客もきちんとマナーを守って訪れるようにしたいですね。
1.白神山地について
白神山地は、青森県の南西部から秋田県の北西部にかけて広がる山地です。
世界遺産に登録される前は、湖西山地(こうせいさんち)とも呼ばれていました。
一帯はブナの原生林に覆われており、白神山地には多くの生き物が生息しています。
白神山地は自然遺産に登録されているため、開発の対象になっていない、つまり道路や観光施設が作られていません。
また、秋田県側からの入山は禁止されているため、青森県側から入山する必要があります。
また、白神山地を流れる河川は釣りが禁止されています。
美しい自然と生態系を守るためにも、持ってきたものは持ち帰ってくださいね。
白神山地の見どころ①暗門の滝
白神山地の見どころの一つが、この「暗門の滝」です。写真は最上流部の滝です。
入口までの道は舗装されており、多くの観光客が訪れています。
ただし、そこからは階段を上ったり、川沿いを歩いたりしなければならないので、履きなれた靴で行くようにしましょう。
全部で3つの滝を見ることができますが、全部見るには1時間ほどかかります。
全部見るには1時間ほどかかるので、往復で2時間ほど余裕を持って行くことをおすすめします。
水量も多く、滝もとても綺麗なので、途中で歩くのは少し大変かもしれませんが、全ての滝を見るのがおすすめですよ。
白神山地の見どころ②白神十二湖
白神十二湖は、青森県の白神山地の西部にあるブナ林に囲まれた湖群です。
江戸時代の大地震による土砂崩れでできた湖です。
その中で最も有名な湖が「青い池」です。
なぜ青いのか理由は不明ですが、その美しさから毎年多くの観光客が訪れます。
整備された道があるので、本格的な装備がなくても池まで行くことができますが、冬場は雪が積もってしまいます。
また、自然遺産なので、落ち葉で池の水面が隠れていても取り除いてくれることはありません。
なので、自然そのものの美しさを堪能しましょう また、周辺には休憩やトイレができるスポットもあります。
3.白神山地の歴史
白神山地は長い時間をかけて形成されました。
地質調査の結果、約8000年前にブナ林が形成されたと予測されています。
歴史的な記録は少ないですが、1800年代初頭にはこの地域で木こりがブナの木を伐採していたことが確認されています。
何度も開発の波に飲み込まれそうになりましたが、青森県や秋田県の住民の熱心な活動で国の保護を勝ち取りました。
住民の中には日本海で漁をしていた漁師もいました。
樹齢400年といわれるマザーツリーはこの地域のシンボルで、1993年に世界自然遺産に登録されました。
4.白神山地までの行き方は?
白神山地に行くにはいくつかのルートがあり、赤で着色されている部分が登山道がつながっているエリアです。
白神山地の中心部が核心部とされており、この核心部には一切触れることができません。
白神山地の中央部がコアエリアとされ、このコアエリアには一切触れることができません。登山道はありませんので、登山前にガイドさんに相談してください。
主に観光で訪れる場合は、青森県側の白神山地ビジターセンターでマナーを勉強してから行くと良いでしょう。