春に見られる枝垂れ桜が美しい!京都観光で行きたい「瑞光院」の見どころ
京都府 観光公開日 : 2021年04月02日 | [更新日] 2024年10月01日
京都か春よ秋が美しいのは、桜と紅葉が見事な寺社仏閣が多いからなのですが、こちらの瑞光院は枝垂れ桜がとても美しくそれは見事なもの。
推定樹齢150年ほどののしだれ桜は、ゆったりとした枝ぶりが非常に見事で見ごたえがあります。
こちらは枝垂れ桜の他にもたくさん見所があるので、散策していきましょう。
「瑞光院」とは?
因幡国(鳥取県)で、因州若桜城城主「山崎左馬亮家盛」が大徳寺の琢甫和尚に開基させたのが始まりと言れ、創建当時は「伝正院」。
家盛の没後には戒名に因み「瑞光院」となりました。山号は紫雲山臨済宗大徳寺派の寺院なのです。
上京区堀川鞍馬口の瑞光院前町にありましたが、墓所や大石内蔵助遺愛の梅とともに現在地に移転されています。
京都山梨名物『山科義士まつり』に先立ち、大石内蔵助、大石主税、遥泉院、矢藤右衛門七らの礼拝が行われる寺院で和風に建物が印象的。
「瑞光院」の魅力
「瑞光院」には、大石蔵之介の遺志により義士たちの遺髪を主君浅野内匠頭の墓の側に埋めた石塔「遺髪塔」があります。
赤穂浪士好きな人には馴染み深いのですが、山科は京都のなかでも隠れた桜」の名所。
春には枝垂れ桜が見事な花を咲かせてくれることは見逃せません!!
武士の散り際を桜に見立てることもありますが、まさに主君の為に命を賭けた赤穂浪士の如く桜が舞い散る姿は胸を打ちます。
「瑞光院」の見どころ1.枝垂れ桜
4月に中旬ころに見どころになる枝垂れ桜は、樹齢150年とも言れています。
瑞光院から毘沙門堂までにも素晴らしい桜がみられるので、散策がてらに山科をぶらぶらと歩いてみたいもの。
山門に覆いかぶさるように咲く桜は、山科のなかでもとびきり美しくつい足が止まってしまします。
観光寺ではないので、こちらに来る人も少く非常に静かな雰囲気が楽しめるのですが赤穂浪士の遺跡ともあり桜の季節は時間制限が儲けらることもあるようです。
中まで入れないこともあるので、注意してください。
「瑞光院」の見どころ2.浅野稲荷
平安時代前期、公家である朝野宿祢魚養が清和天皇が生まれた時に母親の胎内から排出された膜や胎盤などを埋め社を建てたのがはじまりとされています。
どうしてこのようなものが建てられたのかは不明ですが、叱枳尼尊天が祭神となり、安産祈願の神様として妊婦がこちらに参拝する姿が見られます。
叱枳尼尊天は、弘法大師空海の作とも伝わっていて小さいながら由緒ある稲荷であることが分りますね。
当時は『朝野稲荷』だったそうですが、浅野長政が下屋敷を建て時に「浅野稲荷」と呼ぶようになったとか。
「瑞光院」の見どころ3.遺髪塔
赤穂浪士に遺髪が埋められている遺髪塔です。
毎年12月14日になると山科義士まつりが開催され、こちらでも法要が営まれています。
普段は人も訪れることのない静かな寺院ですが、この季節には赤穂浪士に墓に手を合せにやってくる人も多いとか。
赤穂藩主「浅野内匠頭長矩」の正室瑤泉院は瑞光院の和尚と親戚関係だったそうで浅野家の祈願寺になったことから、赤穂義士たちのゆかりの地となったそうです。
瑞光院の基本情報
・住所: 京都府京都市山科区安朱堂ノ後町19-2
・アクセス: JR山科駅下車 徒歩10分
・拝観時間: 本堂拝観なし
・電話番号:075-581-3803
・オススメの時期: 桜開花時期
瑞光院のバリアフリー観光情報
バリアフリーに関する情報は直接お問い合わせください。
電話番号:075-581-3803
まとめ
瑞光寺と瑞光院を間違える人がいますが、こちらは赤穂浪士の遺跡でも有名な寺院。
京都には桜の名所は非常に多くどこも人で溢れます。
この近辺は歩くだけで桜にあたるくらいに春は桜が素晴らしいので山科の桜を楽しんでください。