鹿児島観光 > 鹿児島の名物25選。訪れたら味わいたいグルメ!
鹿児島県 グルメ公開日 : 2021年05月16日 | [更新日] 2024年09月01日
九州の中でも”食の宝庫”と言われる鹿児島県。
今回は、そんな鹿児島を代表する名物や郷土料理についてご紹介いたします。
九州の南部に位置する鹿児島県は、旨味たっぷりな黒豚や美味しい薩摩焼酎など…。
名物グルメの宝庫です。本場で味わいたい料理や、お土産にも最適な一品まで!おすすめを厳選しましたのでお見逃しなく。
ご当地グルメは、やはりその土地に行って楽しむのが一番ですよね。
観光などで鹿児島を訪れた際は、是非参考にしてくださいね。
1.カツオのビンタ料理
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「ビンタ」とは、鹿児島弁で「頭」のことを言います。
カツオの頭を丸ごと使った料理、それが「カツオのビンタ料理」です。
元々は、鰹節のあらとして残っていたビン(頭)を使い、おもてなし料理として出されていました。
現在、カツオの町として有名な枕崎市の料理店では、どこでも普通に取り扱っています。
出汁は塩ベースや味噌ベースなど様々です。見た目のインパクトで手が出にくいかもしれませんが、味は大変美味しいので、是非挑戦してみて下さい。
鹿児島の荒海で獲れたこの大きめのカツオ。体は鰹節やタタキにされるものの、カツオの頭を活用した料理というのはなかなか少ないもの。
そんな中でこの料理は食材を有効活用する料理でもあります。
出汁が出ていて美味しい!
2.地鶏の刺身
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鹿児島といえば「地鶏の刺身」が有名です。
「鶏の刺身?大丈夫?」と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、地鶏の刺身は郷土料理として鹿児島の人たちに長く愛されてきました。
本州では専門店に行かなければ食べられませんが、鹿児島では普通のスーパーで気軽に購入出来る程身近な存在なんですね。
地鶏の表面をさっと火であぶり、香ばしさを出してから切ったものを食します。
ニンニクやしょうが、ネギなどを添えて食べれば、新しい鶏の美味しさに出会うこと間違いなしです。
炙り刺しとして食べられることが多い、鶏肉の刺し身。鹿児島は地鶏にこだわる県で、その地鶏はお肉がぷるぷるしていて弾力があり、ほんとに美味しい!脂身の部分、レバーの部分とそれぞれに楽しみどころがあります。
3.さつまあげ
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鹿児島の名物グルメとして定番中の定番「さつまあげ」。
鹿児島ではさつまあげを「つけあげ」と呼びます。近海でとれる魚をすり身にして味をつけ、油で揚げるというシンプルな料理で、現在では鹿児島以外でも食べられるようになりました。
しかし、鹿児島に行かないと食べられないのが「出来立てのさつまあげ」。
揚げたばかりのさつまあげは、アツアツ、ふわふわ。味と食感を同時に楽しむことが出来ます。
揚げたてのさつまあげに、わさび醤油を少しつけて召し上がってみて下さい。
スーパーで買うさつまあげとはひと味もふた味も違う本物の美味しさに感動出来るはずです。
揚げかまぼこのジャンルに分類されるこの一品料理。主にお酒のあてとして食べられる事が多いですが、単品で食べるのも美味しい!
魚のすり身を塩、砂糖などで味付けをし、様々な具材を中に入れています。
4.豚骨料理
「豚骨」とは、「骨付きの豚肉」のことを言います。
300年以上の長い歴史を持つ郷土料理で、鹿児島では「武士料理」として知られています。
その昔、戦場に出た薩摩武士が作ったのが由来とされており、「武士料理」と名付けられていることからも分かる通り、豪快な料理です。
ぶつ切りにした骨付きの豚肉を、大根や人参などの根菜、こんにゃくなどと一緒にして、柔らかくなるまで煮込みます。
味付けに焼酎が使われているため、肉は骨から外れるほど柔らかくなります。祝い事の際にもふるまわれる郷土料理です。
大根と豚肉のハーモニーを楽しむことが出来る一品。
美味しいだし汁がご飯によく合う一品です。
大根は下茹でしておき、焼酎などで下味を付けます。
その後に豚肉を投入し、煮込むこと1時間ほど。柔らかいお肉が美味しい豚骨の味噌のが出来上がりです。
5.かるかん
鹿児島らしい豪快なグルメを紹介してきましたので、最後は鹿児島の定番和菓子「かるかん」をご紹介しましょう。
「かるかん」とは、米粉、砂糖、水、山芋を混ぜ合わせてふかしたもので、弾力性があるスポンジのようなお菓子のことを言います。
米粉を使っていることから分かるように、純白が特徴の和菓子です。
かるかんの歴史は古く、300年以上の歴史があるとされています。
本来は長方形の棹菓子として親しまれていましたが、近年では中に餡を包んだ饅頭型が一般的になっています。
鹿児島県内であればどこでも買えますので、鹿児島土産の定番としておススメします。
かるかんの中身には餡がたっぷりはいっており、この餡がまた外側の純白の生地と絶妙にマッチしているんです。
米粉を使ったこういったおまんじゅうは比較的少ないですが、鹿児島ではかるかんは非常に有名なお菓子なんです。
6. 鶏飯
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鶏飯(けいはん)は、昭和天皇も絶賛されたという逸話もある鹿児島の名物料理です。
鶏飯は蒸した鶏肉のささみ、椎茸、錦糸卵、ネギ、パパイヤの漬物など、様々な具材をご飯の上に盛り付け、熱々の鶏ガラスープをかけて食べる、お茶漬けのようなやさしい味わいの料理です。
あっさりとした味わいになっているので、食欲がない時でもサラサラと食べられるので、暑い時期にも人気があります。
鶏飯(とりめし)ではなく、けいはんとあえて読むというのがご当地グルメの風格を醸しています。
鶏肉はささみの部分を使っているので、非常にさっぱりしているのが特徴。玉子とネギと一緒に食べるのが美味しい!
7. 温たまらん丼
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砂むし温泉の源泉でゆでた温泉たまご(通称おんたま)を使った丼ぶりが、温たまらん丼です。
卵にもこだわりがあり、カツオで有名な山川にある養鶏場のこだわり卵「さつま芋卵」を使用していて、とっても濃厚な味わいを感じることができます。
具材には地元産の食材を用いるというのも条件のひとつとなっていて、店によって違いますが、黒豚や和牛、ウナギ、おくら、海鮮などがあります。
もともとこの丼の名前は「おいしくてたまらない」丼という意味で考案されたようです。
温泉地である事も、このぶっかけ丼に温泉玉子を使っていることの理由になっています。
この温泉卵は砂むし温泉玉子とちょっと特殊な温泉玉子なんです。
8. きびなご料理
きびなごはイワシ科の8cm程のとっても小さな魚です。この魚をつかった料理が鹿児島には色々とあります。
例えば、酢みそで食べるお刺身、塩焼や天ぷら、煮付け、揚げ物、汁物などがあり、どの料理も美味しいと評判です。
特に菊の花をイメージして盛り付けられるお刺身の「菊花造り」は、鹿児島県の郷土料理を語る上では欠かせないもてなし料理となっています。
栄養価が高く、それでいて美味しい健康にも、味覚にも嬉しい食材、きびなご。これは九州に訪れたらぜひ味わって欲しい味覚でもあります。
きびなごは天ぷらにしたり、唐揚げにしたり、いろんな食べ方があるんです。
9. 鹿児島ラーメン
鹿児島ラーメンは、鹿児島県周辺の専門店で供されるラーメンです。
基本のスープは豚骨ベースで、鶏ガラや野菜に加え煮干や昆布や干し椎茸などの乾物も使う半濁スープとなっています。
麺はかんすいが控えめな白い直流の中太麺が多いのが特徴です。
九州ラーメンと言えば、白いトンコツスープというイメージがありますが、鹿児島のラーメンは平均すると白濁していません。
どちらかというと褐色で澄んでいるものまであります。
九州のラーメンは久留米ラーメンの影響を大なり小なり受けていることが多いのに対し、この鹿児島ラーメンはどちらかというと、鶏ガラとメインにスープの味が付けられており、店によってスタイルが様々です。
10. あくまき
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鹿児島県などに伝わるあくまき(灰汁巻)は、隠れた鹿児島の名物です。
きな粉や砂糖しょうゆなど様々な味付けで楽しめる伝統菓子として親しまれていて、薩摩藩が行軍時に携行したと伝えられる保存食でもあったそうですよ。
見た感じでは一体何か分かりにくく、切りにくさなどから敬遠されることもありますが、南九州らしい武骨な雰囲気を伝えています。
主に南九州において端午の節句の時に作られる食べ物で、もち米を灰汁で炊くことによって独特の風味が感じられます。
灰汁で炊くので灰汁巻きと言われているんです。糯米(もちごめ)から作られますが、水分が多く、冷めても固くならないのがポイントです。
11. こが焼き
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一目見ると、ケーキのような佇まいのお菓子が、こが焼きえす。
一口食べると、甘さがいっぱいに広がりますが、こが焼きは、魚のすり身を入れた卵焼きです。
すり潰した魚肉に豆腐、卵、砂糖を混ぜて蒸したこが焼きは、少し伊達巻きと似ていますが、始めから四角にして蒸して作られます。
鹿児島では、祝い事や運動会のお弁当など人が集まるときなど特別な日には欠かせない一品となっています。
12. 酒寿司
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酒寿司は、鹿児島に江戸時代から伝わる伝統的な料理です。名前の通り地酒をたっぷり使い発酵させるお寿司のことを言います。
厳選したお米を炊き上げて、それらに地酒をまぶし、濃い目に下味をつけた野菜を混ぜてからじっくりと寝かせます。
そして、魚介類と錦糸卵をたっぷりのせて完成!華やかな見た目と深い味わいにちょっぴりほろ酔い気分になってしまう料理です。
13. 薩摩汁
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さつま汁は鹿児島県を代表する郷土料理です。
さつまとは、さつま鶏を使うことに由来していると言われてていて、江戸時代に薩摩藩で武士の士気を高めるために催されていた闘鶏で、負けた鶏を野菜と一緒に煮込んで食べたのが始まりとされています。
味噌味の濃厚な汁で鶏の骨付きぶつ切り肉を使うのが特徴の料理で、食べ応えがあります。
寒い日には体の芯から温めてくれる料理です。
14. タコライス
タコライスは沖縄のB級グルメというイメージがありますが、南国の鹿児島でも定番のB級グルメとなっています。
ですので、街を歩くとタコライスを出しているお店がたくさんあるんですよ。暑い日にはさらっと食べることができる料理として人気です。
ひき肉とレタスやトマトなどの野菜、そしてピリから刺激のホットソースは、抜群の美味しいさだと若い世代の人に人気があります。
15. 白くま
白くまは、鹿児島県鹿児島市発祥のかき氷です。
かき氷の上にたっぷりの練乳をかけ、缶詰などの果物を盛り付け、さらにその上に小豆餡を載せたものが本来の姿だそうです。
白くまは、鹿児島市発祥で、市内の喫茶店や飲食店などでメニューに加えているお店も多くあります。
また、持ち帰り用として今ではカップに入れて販売され、全国的にスーパーやコンビニなどで購入することも可能です。
16.鹿児島黒豚
鹿児島県のグルメで忘れてはいけないのが、黒豚。
しっかりとした肉質ながら歯切れが良く柔らか。また、脂身まで甘く美味しいのが特徴です。
餌に鹿児島県産のかんしょなどを混ぜたものを使用しており、ビタミンたっぷりなお肉に育っています。
アミノ酸の含有量が多いのが、旨味たっぷりの秘訣なんですよ。
鹿児島県の黒豚は、サクサクジューシーな豚カツや、しゃぶしゃぶでいただくのも美味しいですよね。
県内には、そんな黒豚料理を提供してくれるお店が多数あります。
また、黒豚を使った「黒豚カレー」もあるんですよ。
こちらはレトルト商品としても売られているので、観光の際のお土産にもぴったりですね!
17.鹿児島黒牛
黒豚だけでなく、鹿児島県では黒毛和牛も有名です!
鹿児島県は、日本一の黒毛和牛の産地なんですよ。
その中でも「鹿児島黒牛」は、平成9年にブランド牛として商標登録されました。
黒毛和牛と聞くと思い浮かぶのは、松坂牛、神戸ビーフなどですが、この鹿児島黒牛はその2つに劣らない、旨味とコクを持ったお肉です。
鹿児島黒牛を美味しくいただけるお料理はたくさんあります。
すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉、ステーキなど…。また、鹿児島県のさつま町のご当地丼「黒毛和牛たけのこ丼」もおすすめしたい一品。
切り方にこだわった歯ごたえあるさつま町産のたけのこと、ジューシーな黒毛和牛の組み合わせが美味しいですよ!
18.うなぎ料理
鹿児島県はうなぎの生産量が日本一!全国屈指の産地である鹿児島大隈のうなぎは、全国のスーパーなどでもよく見かけますよね。
県内にはうなぎ料理を提供してくれるお店が多数あり、中には珍しいうなぎ会席を味わえるお店もあります。
うなぎ料理といえばうな丼が定番ですよね。甘辛いタレとふっくらとしたうなぎの身が絶妙の組み合わせです。
また、「せいろ蒸し」もおすすめです。
元々は福岡県柳川市発祥と言われていますが、鹿児島県内でもこのせいろ蒸しを提供してくれるお店がありますよ。
お店選びの時にチェックしてみてくださいね!
19.えっがね丼
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「えっがね」とは、鹿児島県の肝付町内之浦地区の方言で、「伊勢海老」のことを指します。
この地域では伊勢海老がたくさん水揚げされることから、お祭りも「えっがね祭り」と名付けられるほど。
そんな「えっがね」を贅沢にどんぶりにしたものが「えっがね丼」です。
肝付町内之浦地区では、毎年春に「春のえっがね丼まつり」が開催されています。
この祭りの期間中は、地域の飲食店が価格を統一して「えっがね丼」を提供してくれます!
県内で伊勢海老の漁獲高がトップクラスのこの地域で、新鮮な「えっがね」を堪能してみてはいかがでしょう。
20.トッピー料理
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「トッピー」とは、鹿児島県種子島での「トビウオ」の愛称。
トビウオは、種子島沖・馬毛島周辺で多く収穫されます。
鹿児島と種子島を繋ぐ高速船が「トッピー」と名付けられるほど、この地域の人には古くから親しまれている魚です。
そんなトッピーを使った料理が、種子島では多く存在します。
お刺身も美味しいですが、島では加工も盛んで、一夜干し、天日干し、つきあげなどがあります。
日持ちしますので、お土産にも最適ですよ。種子島に訪れた際は、特産「トッピー」を是非味わってくださいね!
21.桜島大根
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こちらも忘れてはいけない鹿児島の名物「桜島大根」。
大迫力のボリュームの大根で、その大きさはギネスブックに「世界一大きい大根」として認定されるほど!10キロが通常サイズで、大きいものは20~30キロに達するものもあります。
地元では「しまでこん」と呼ばれ、古くから愛されています。
桜島大根はその大きさだけでなく、きめ細やかな肉質が特徴。
煮物などにした時に味が染み込みやすく、煮崩れしにくいんですよ。
生育期間が5~6か月と長く、その間にゆっくりと美味しい大根に育っていくのです。
県内では桜島大根の加工品も多く販売されていますので、チェックしてみてくださいね!
22.朝日蟹
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「朝日蟹」とは、ヤドカリとカニの中間に位置するもので、種子島や屋久島近海で獲られています。
種子島では「カブトガニ」とも呼ばれており、その姿はエビとカニを足して二で割ったような…可愛い形をしています。
高級品として扱われてきましたが、近年は輸入物に押されてきています。
朝日蟹は、その名の通り真っ赤な姿が特徴。身は肉厚で甘みがあります。
また、鮮やかなオレンジ色のミソは絶品。茹でても焼いてもその旨味を味わえますよ!
全国でも水揚げされる地域は限られているので、種子島に訪れたら是非味わってみてくださいね。
23.かのやカンパチ
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「かのやカンパチ」とは、鹿児島県鹿屋市のブランド魚。
鹿児島県沖の生簀で管理されて育てられています。
生簀のある錦江湾は潮流が速く温暖な海域で、これは美味しいカンパチが育つのにいい条件なんですよ。
身が引き締まったカンパチは、お刺身にしても煮付けにしても絶品です!
県内には、かのやカンパチをしゃぶしゃぶにして頂けるお店があります。
また、かのやカンパチをたっぷりと乗せた「かのやカンパチ漬け丼」を味わえるお店もありますよ。
プリプリのカンパチを是非堪能してくださいね!
地元ではこのカンパチをPRする「かのやカンパチソング」もあるんですよ!
24.安納芋
鹿児島県と言えば、サツマイモも有名ですよね。
その中でも「安納芋」は、そのねっとりとした触感と甘みで全国にファンがいる一品です。
鹿児島県の種子島では、「安納紅」、「安納こがね」の2品種の栽培に力を入れています。
「安納紅」は一般的なさつまいもと同じ紅色の皮ですが、「安納こがね」は皮の色が白く、中身はオレンジ色に近いのが特徴です。
生の状態で、すでに糖度が16度ありますが、じっくりと丁寧に加熱すると40度まで増すのだそうです。
何も加えずともスイーツのような甘味がありますよ。
鹿児島に訪れた際はお土産にいかがでしょう?
25.薩摩焼酎
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先にご紹介した鹿児島の名物さつまいも。
さつまいもは火山灰を含む水はけの良い土壌で良く育ちます。
世界有数の活火山を有する鹿児島県は、さつまいもにとって良い生育環境なのです!
そんな美味しい鹿児島のさつまいもを原料にして、地元では焼酎造りも盛んに行われてきました。
風味豊かな薩摩焼酎を作るには、原料の薩摩芋の鮮度も重要です。
仕込む前日か当日の朝に、一本一本丁寧に収穫された薩摩芋を使用することによって、上質な薩摩焼酎が作られます。
薩摩焼酎をお店で頼んだり、お土産に選ぶ際は、このような点もチェックしてくださいね!
本場の美味しい焼酎に出会えますように。