嵐山観光のおすすめスポットまとめ。竹林に鈴虫寺、トロッコ列車など。
京都府 グルメ公開日 : 2020年10月14日 | [更新日] 2025年02月01日
嵐山の観光地といえば、見所が多すぎてどこに行けばいいのか迷うほどです。
それもそのはず、ここは京都で最も人気のある観光地のひとつです。
春には桜、秋には紅葉が美しいことでも知られています。
都会からは少し離れていますが、自然の雄大さを感じることができます。
一つだけ願いが叶うと言われる鈴虫寺や、有名なポスターにも登場した常寂光寺、見る者を圧倒する幻想的な竹林、シンボル的な渡月橋など、見どころは無数にあります。
トロッコ列車や川下りも魅力的ですよね。
この記事では、嵐山エリアの名所を厳選してまとめました。
1.渡月橋の北側エリアを散策しよう!
嵐山の中心地である渡月橋。
橋を渡ると南側エリアと北側エリアに分かれていますが、おすすめは北側エリアのこのスポットです。
ちなみにこの橋は、平安時代に行基の再臨と言われていた真言宗の道昌公が作ったと言われています。
現在ではほとんどの橋が鉄筋コンクリート製ですが、欄干は木製で、嵐山の美しい景観に溶け込んでいます。
佐賀嵐山は古寺や趣のあるスポットが多いことで広く知られていますが、そのほとんどが渡月橋の北側に位置しています。
歩くのが苦手な方は、渡月橋の近くにレンタサイクルのお店があります。
天龍寺
かつて嵐山の広大な敷地の大半を占めていた天龍寺。臨済宗の寺院として、禅の教えを今日まで伝えてきました。
中でも有名なのが、お堂の天井に描かれた龍の絵。四方を見つめる龍の威容に圧倒されます。
現在のものは1997年に描かれたものです。原画は傷みが激しく、毎年限られた時期にしか展示されていません。
室町時代に足利尊氏が創建したお寺です。
足利家だけでなく神武天皇ともゆかりがあり、京都五山の中でも最も有名なお寺として有名で、現在では「古都京都の史跡」として世界遺産に登録されています。
天龍寺が鎮座する場所は、もともと嵯峨天皇の皇后である立花勝子が祀られていました。
約4世紀にわたり廃墟と化した後、後嵯峨天皇と7男の亀山天皇が離宮を造営し、後に寺に改築しました。
天龍寺の基本情報
・住所: 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町
・アクセス: 嵐山(京福線)駅から徒歩約4分
・電話番号: 075-881-1235
・料金: 大人 500円/小学生以上 300円
・公式サイトURL: http://www.tenryuji.com/
天龍寺のバリアフリー情報
【車いすマークのついた駐車場】なし(ただし駐車場が広いため余裕あり)
【車いす用トイレ】あり
【サービス】補助犬OK/多言語パンフレット(英語・中国語・韓国語)
【土足禁止エリア】車いすのタイヤを拭く、またはカバーを着ければ入場可(法堂)
【備考】受付に車いす用の参拝マップあり
(引用:京都ユニバーサル観光ナビ)
竹林
嵐山を訪れたら、ぜひとも竹林の中を歩いてみてください。
森の両側から突き出た美しい真っ直ぐな竹林はなかなか見ることができません。
特に嵐山の竹林は美しく、雑誌やテレビでも何度も取り上げられています。嵐山を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
特に京都花灯籠まつりの時期の竹林の美しさは圧巻です。
美しくライトアップされた竹林を見に多くの人が訪れます。
空に向かって整然と整然と並ぶ竹が、美しく幻想的な世界を作り出しています。
見上げれば空は笹の葉で覆われ、葉の隙間から差し込む太陽の光が何とも言えない魅力を放っています。
天龍寺の北側から大河内山荘方面へと続く全長100mの道。
テレビドラマやCMのロケ地として有名で、最近では外国人観光客も多く訪れています。
笹の葉が揺れる音と香りがとても風情があり、五感で楽しむことができます。
竹林の小径(こみち)
・住所: 京都府京都市右京区嵐山
・アクセス: 嵐電嵐山駅・JR嵯峨嵐山駅から徒歩10分、または阪急嵐山駅から徒歩15分
・電話番号: 075-861-0012 (嵐山保勝会)
野宮神社
野宮神社は京都を代表するパワースポットです。
嵐山の竹林を抜けたところにあるこじんまりとした神社です。
黒木の鳥居が古式ゆかしい風格を漂わせていますが、この神社は伊勢神宮の斎宮として利用できる皇女が訪れた神社です。
現在でも、その由来にちなんで斎宮行列と呼ばれる行事が行われています。
源氏物語の「建姫」の舞台になっただけでなく、能のドラマ「野宮」の題材にもなったと言われている野宮神社。
境内には案内板が設置されており、それをモチーフにしたお守りが販売されているので必見です。
学問・恋愛・安産のご利益があることで有名な神社で、最近では外国人観光客にも注目され始めています。
皇室からの崇敬も高く、徳仁親王殿下や秋篠宮殿下ご夫妻も参拝されています。
野宮神社を基本情報
・住所: 京都市右京区嵯峨野宮町1
・アクセス: 京福電鉄嵯峨野線嵐山駅下車徒歩約8分
・営業時間: 9:00~17:00
・電話番号: 075-871-1972
・公式サイトURL: http://www.nonomiya.com/
野宮神社のバリアフリー情報
バリアフリーに関する情報は直接お問い合わせください。
電話番号: 075-871-1972
清涼寺
「嵯峨釈迦堂」の名で知られ、嵯峨野を代表する古刹の一つです。本尊は日本三如来の一つに数えられる国宝の釈迦如来立像。
霊宝館は春と秋のみ一般公開されています。
神体の内部に封入されていた絹製の「五臓六腑」や、源氏のモデルといわれる源融を模して作られた「阿弥陀三尊」など、貴重な文化財を見ることができます。
どちらも国宝です。
もともとこの地には、源融の別荘「栖霞観(せいかかん)」が建てられていました。
源融の死後、息子が「阿弥陀三尊像」を建て、阿弥陀堂にちなんで棲霞寺(せいかじ)と名づけたそうです。
数十年後、東大寺の僧・奝然(ちょうねん)が境内に清涼寺を建立したといわれています。
境内には、光源氏のモデルの一人とされる源融のほか、豊臣秀頼の息子であり、豊臣秀吉とその側室・茶々の子である豊臣秀頼や、明治から昭和にかけて活躍した第58代衆議院議員・前尾繁三郎の墓があります。
清涼寺の基本情報
・住所: 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
・アクセス:嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から徒歩15分
・開門時間: 9:00~16:00、4月~5月・10月~11月/9:00~17:00 (霊宝館)
・電話番号: 075-861-0343
・料金:本堂拝観料 大人 400円 中高生 300円 小人 200円
共通券(本堂・庭園・霊宝館) 大人700円 中高生500円 小人300円
・おススメの時期:4・5月、10・11月の特別拝観
・公式サイト:http://seiryoji.or.jp/
清涼寺のバリアフリー情報
バリアフリーに関する情報は直接お問い合わせください。
電話番号: 075-861-0343
19世紀ホール
科学も芸術も飛躍的に発展した19世紀。
19世紀ホールは、19世紀の文化と風情に浸ることができます。
19世紀の歴史を支えた蒸気機関車をはじめ、音楽技術の発展に一役買ったピアノや大型オルガンなどが展示されています。
美しいシャンデリアの下で優雅な時間を過ごせることでしょう。
入り口には、大きな車輪の形をした彫刻と、D51のスラッグの実物模型が展示されています。
また、館内にはカフェも併設されています。スイーツだけでなく、「佐賀」「嵐山」「亀岡」と名付けられた地ビールも楽しめます。
ちなみに、館内に展示されている楽器は、ベートーヴェン、モーツァルト、ショパン、シューベルト、バッハ、ブラームス、メンデルスゾーン、ドヴォルザークなど、世界的に有名で偉大な音楽家が使用していた楽器で、今では誰もがその名を知っている有名な音楽家たちの楽器です。
19世紀ホールの基本情報
・住所: 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町
・アクセス:JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅下車すぐ
・営業時間: 9:00~18:00(入館は17:30まで)
・定休日:水曜日(ただし祝日、3月25日~4月7日、4月29日~5月5日、7月21日~8月31
日、10月15日~11月30日は開館)、12月30日~2月末日
・電話番号:075-882-2458
・料金: 大人300円、小人〔小学生〕150円
※トロッコ列車乗車の方、大人200円、小人〔小学生〕100円
・公式サイトURL: https://www.sagano-kanko.co.jp/19th.php
19世紀ホールのバリアフリー情報
トロッコ列車内には、2箇所車椅子のままご乗車いただけるスペースがあります。
前売券ご購入後にお電話いただきましたら、ご乗車される列車のスペースの空きを確認いたします。
(引用:19世紀ホール)
亀山公園
春は桜、秋は紅葉の絶景が楽しめる高台にある公園です。
保津川舟下りの船着き場の前に入口があり、石畳の階段を登っていくと大きな公園になります。
遊歩道やベンチもあるので、軽めのハイキングやデートコースにもおすすめです。
特に紅葉は素晴らしいです。タイミングが合えば、保津川を下る船やトロッコ車を見ることができるかもしれません。
また、嵐山を一望でき、公園内の高台に建てられた亀山天皇をはじめとする3人の天皇の火葬塚も見逃せません。
公園の東側には前述の天龍寺、北側には時代劇俳優の大河内傳次郎の別荘だった大河内山荘があり、観光や散策に便利な場所となっています。
公園の南側入口には、田中角栄との日中共同宣言に署名したことで知られる中国の政治家・周恩来の記念碑があり、彼が日本留学中に嵐山で書かれたもので、多くの中国人観光客が訪れています。
亀山公園の基本情報
・住所: 京都市右京区嵯峨亀ノ尾町
・アクセス:京福電車・阪急電車「嵐山」下車、徒歩約5分
市バス・京都バス「嵐山」下車、徒歩6分
・電話番号: 075-701-0124
・参考サイトURL: http://kyoto-design.jp/spot/2703(京都観光情報 KYOTOdesign)
亀山公園のバリアフリー情報
バリアフリーに関する情報は直接お問い合わせください。
電話番号: 075-701-0124
時雨殿
小倉百人一首の世界を見て、感じて、学ぶことができる体験型ミュージアムです。
館内の見どころは、なんといっても「百人一首の詩人形」。詩のシーンを再現したジオラマも展示されています。
2階では、平安時代の衣装「十二単」の試着や写真撮影など、平安時代の雰囲気を体験できます。
また、平安時代の遊びである「貝合わせ」の貝の絵付け体験や、百人一首カルタの裏表貼り、競技カルタの実演、百人一首歌碑の見学などの体験プログラムもあります。
いずれもここでしか味わえない貴重な体験です。
この施設は、藤原定家が百人一首を選んだ小倉山の麓に建てられました。
百人一首は鎌倉時代に誕生しましたが、江戸時代に絵入りのかるたが登場して庶民の間に広まっていきました。
時雨殿の基本情報
・住所 京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11
・電話番号 075-882-1111
・開館時間 10:00~17:00(最終入館は閉館30分前まで)
・休館日 月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
・入館料 高校生以上500円、小・中学生300円
・アクセス:嵐電「嵐山駅」徒歩約5分/JR「嵯峨嵐山駅」徒歩約15分/阪急「嵐山駅」徒歩
約15分
市バス「嵐山天龍寺前」、京都バス「京福嵐山駅前」徒歩5分
・公式サイト:http://www.shigureden.or.jp/
時雨殿のバリアフリー観光情報
1Fはカフェのある通路のつきあたりにトイレの案内表示があります。
2Fは展示室前の通路のつきあたりに、トイレ案内の表示があります。
多目的トイレの入り口には、車いすとベビーベットの案内があります。
(引用:京都ユニバーサル観光ナビ)
2.渡月橋の南側エリアを散策しよう!
渡月橋の南側にはたくさんの観光スポットがあります。その中でも必見のスポットをご紹介したいと思います。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください
嵐山の観光スポットというと、渡月橋の北側にあるものが多いと思われがちですが、嵯峨嵐山の魅力を知りましょう。
また、以下で紹介する古刹の他にも、嵐山モンキーパークいわたやまや嵐山東公園、嵐山ハイブリッド美術館など、様々な施設やレジャースポットがあります。
松尾大社
松尾大社の歴史は5世紀にまで遡ります。
古事記』にも記載されており、それ以来、古くから長く信仰を集めてきた神様です。
一説によると、京都最古の神社と言われています。
松尾大社を中心に参拝していた秦氏は酒造業で有名で、松尾大社は酒の神様と言われていました。
そのため、境内には日本酒の歴史を伝える資料館があります。お酒好きの方にはぜひ訪れていただきたいスポットです。
四条通りの西の端にある神社で、東の端(祇園)にある八坂神社と対をなす神社です。
飛鳥時代、文武天皇の命を受けて秦忌寸都理(はたのいみきとり)が社殿を造ったのが起源と言われています。
松尾大社
・住所: 京都府京都市西京区嵐山宮町
・アクセス: 松尾大社駅から徒歩約3分
・公式サイトURL: http://www.matsunoo.or.jp/index-1/index.html
松尾大社のバリアフリー情報
車椅子可(お酒の資料館のみ)
(引用:京都府観光ガイド)
鈴虫寺
鈴虫寺の正しい名称は「妙徳山 華厳寺」です。
なぜ鈴虫寺と呼ばれるのかというと、四季折々に聞こえる鈴虫の鳴き声が美しいから。
毎年多くの人が鈴虫寺を訪れます。人気の秘密は、子供の守護神であるお地蔵様です。
お地蔵さんは草履を履いて歩いてきて、願い事を叶えてくれます。
願いが叶うのは一つだけ。大事な願い事を持ってお寺に行ってみましょう。
鈴虫寺の基本情報
・住所: 京都府京都市西京区松室地家町31
・アクセス: 市バス【28番 大覚寺ゆき】にて、【松尾大社】下車 徒歩15分
京都バス【73、83番 鈴虫寺ゆき】にて、終点下車 徒歩2~3分
・電話番号: 075-381-3830
・公式サイトURL: http://www.suzutera.or.jp/
鈴虫寺のバリアフリー情報
車椅子不可(石段有り)
車椅子対応トイレ無し
筆談対応可
手話対応可(ただし、手話のできる職員が常にいるとは限りません。)
補助犬同行可
(引用:京都府観光ガイド)
苔寺
苔寺の正しい名称は「西方寺」。
もともと聖徳太子の別邸跡地に建てられたお寺ですが、庭が苔に覆われ、荒廃を繰り返していたことから、その名がついたそうです。
現在は一般公開されておらず、事前に申し込みが必要です。
お寺は観光だけでなく、読経や写経なども行われています。しかし、苔むした庭園の美しさは必見です。
西芳寺(苔寺)の基本情報
・住所: 京都市西京区松尾神ケ谷町56
・アクセス: 京都バス「苔寺」下車徒歩すぐ
・電話番号: 075-391-3631
・公式サイトURL: http://www.pref.kyoto.jp/isan/saihouji.html
西芳寺(苔寺)のバリアフリー情報
車椅子可(庭園内は順路に段差などがあり危険で車椅子の利用はできません。)
車椅子対応トイレ無し
筆談対応可
補助犬同行可
(引用:京都府観光ガイド)
中之島公園
渡月橋のたもとにある公園「中之島公園」はしだれ桜で有名な公園です。
日本さくら名所100選にも選ばれており、多くの人で賑わっています。
屋台もたくさん出ていて、お腹を満たしてくれます。川沿いの桜並木に腰掛けて楽しむのもいいですね。
満開の巨大なしだれ桜は、3月中旬から4月中旬にかけてライトアップされます。時間は日没から22時までです。
中之島公園
・住所: 京都府京都市右京区嵯峨嵐山中之島
・アクセス:JR嵯峨嵐山駅から徒歩10分
・電話番号: 075-861-0012(嵐山保勝会)
・参考サイトURL: http://www.pref.kyoto.jp/koen-annai/ara.html(京都府HP)
中之島公園のバリアフリー情報
バリアフリーに関する情報は直接お問い合わせください。
電話番号: 075-861-0012(嵐山保勝会)
3.トロッコ列車と保津川くだりをしよう!
嵐山の魅力の中でも、トロッコ列車と保津川下りの旅は外せません。
嵯峨野トロッコ列車は、京都・嵯峨野から丹波亀岡まで保津川渓谷沿いに約7.3kmを約25分で結ぶ観光列車です。
亀岡から保津川を下る船に乗って嵐山に戻ってくるのがゴールデンコース。
季節によっては、川遊びをしている人に出くわすかもしれません。
嵯峨野観光鉄道・トロッコ列車
・電話番号: 075-861-7444
・料金: 大人620円 / 小人310円
・定休日: 水曜日(水曜日が祝日の場合は運転)
※ただし、春休み・GW・夏休み・紅葉の時期には、水曜日も運転。
・所要時間: 約25分
・公式サイトURL: http://www.sagano-kanko.co.jp/
嵐山の観光まとめ
嵐山の観光コースはいかがでしたか?嵐山には魅力的な観光スポットがたくさんあります。
京都の街並みとはまた違った雰囲気があり、観光にはもってこいのエリアです。
春の桜の季節や秋の紅葉の季節は、自然を身近に感じることができる最高の時期です。
イベントも多く、幻想的なライトアップもチェックしておきたいところです。
観光マップを片手に歩き回るのに疲れたら、人力車に乗ってみるのも雰囲気が変わって楽しいかもしれません。
地元の人しか知らない名店を知ることができるかもしれません。
自分なりの楽しみ方をしてみてください。