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龍安寺の15の見どころ。京都を代表する枯山水の石庭を見に行こう。

龍安寺の15の見どころ。京都を代表する枯山水の石庭を見に行こう。

京都府 観光

公開日 : 2020年08月16日 | [更新日] 2024年03月01日

京都を代表する観光スポットといえば、龍安寺です。

ユネスコの世界遺産に登録されており、国内だけでなく海外からも多くの観光客が訪れることで知られています。

龍安寺の名前は聞いたことがあるという方も多いと思いますが、予備知識がないと、狭い庭に戸惑って何を見たらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、龍安寺の見どころを15個ご紹介します。

龍安寺とは?

龍安寺とは

室町時代に細川勝元によって創建された龍安寺。有名な石庭は、当時の禅宗の歴史的背景を反映した素朴な造りになっています。

1450年という長い歴史を持つこのお寺には、見所がたくさんあります。
1780年に発行された「都名所図会」という当時の旅行ガイドブックのようなものも掲載されているんだそう。

多くの参拝者の心を掴み、何度も足を運んでしまう庭園の謎に迫ります。

1.「枯山水」の代表庭園

「枯山水」の代表庭園

龍安寺の最大の魅力は、日本を代表する枯山水です。

枯山水とは、石や砂を使って景観を作る庭園様式のこと。

一見すると、幅25メートル、奥行き10メートルの約75坪に白砂を敷き詰め、15個の石を無造作に点在させた簡素な庭園に見えますが、禅宗文化の歴史的背景を考えれば、禅の姿を反映した庭園と言えます。

枯山水庭園の作者については、寺の開祖の義天玄詔、開基の細川勝元、細川勝元、室町幕府に仕えていた絵師など諸説ああります。

しかし、これらの説はいずれも立証されておらず、現在でも不明な点が多いんです。

2.石の数とその背後に隠された思いとは?

龍安寺を訪れたら、ぜひ庭に並ぶ石の数を数えてみてください。
石庭の背後の土塀は、石庭を際立たせる重要な要素であり、乾いた風景に気を取られることなく、石庭の背後の模様を見ていただきたいと思います。

ちなみに石は全部で15個あります。庭園をどの角度から見ても、必ず一つの石が他の石に隠れて見えないように作られています。

大きな石が一つ、小さな石が一つ。

しかし、違う角度から見ると

大きな石の後ろには、もう一つの石がありました。

では、なぜそのように配置されたのでしょうか?

東洋の世界では、15という数字は完璧を表す数字です。どの角度から見ても必ず一つの石が隠れているように作られた庭、つまり「不完全」な庭。

自分自身を見つめ、足りないものを常に見つめ、今あるものに感謝することを忘れないという願いが込められているのです。

石庭のモチーフは、海に浮かぶ島をモチーフにしたものや、「心」という漢字の形にアレンジしたもの、中国の伝説を表現したものなど様々です。

しかし、いずれも真偽のほどは証明されていません。龍安寺枯山水は謎に満ちている。それをどう解釈するかは、見る人に委ねられているのかもしれません。

3.方丈内部からの眺め

龍安寺には、回廊に座って石庭を見るために行く人が多いのですが、実はこの石庭は、部屋の中で立った状態で見るために作られたものだと言われています。

庭園の中には、方丈の中から15個の石が全て見えるポイントがあると言われています。

この方丈が最初に建てられたのは1499年ですが、1797年の火災で一度は焼失してしまいました。

現在の方丈は、織田信長の弟・織田信包が建てた清源院の方丈を転写したものです。

4.春の紅枝垂桜

春の紅枝垂桜

四季折々の風景で多くの人を魅了する龍安寺。春には桜が咲き乱れます。特に石庭のしだれ桜は、自然が作り出した芸術作品です。

ここの桜は一種類だけではなく、数種類の桜があり、桜の種類ごとに開花時期が異なります。そのため、龍安寺の桜を長く楽しむことができます。

桜には「しだれ桜」と「ソメイヨシノ」の2種類があり、それぞれが次々と咲き誇る姿は圧巻です。

5.秋の紅葉

紅葉の時期には龍安寺の塀や蔵の一帯が紅葉に包まれています。
石庭と紅葉の組み合わせが幻想的な景色を演出しています。

龍安寺は、京都の世界遺産の一つです。有名なのは歴史と石庭だけではありません。

壮大な紅葉だけでも見ごたえがあります。また、紅葉の名所としても知られているお寺です。

鏡陽池の水面に映る紅葉は圧巻です。

6.侘助椿

北条東庭の隣には、豊臣秀吉が絶賛したといわれる日本最古の侘助椿((わびすけつばき))があります。椿の見頃は2月上旬から3月末まで。

椿は桃山時代に「わぶすけ」という人が海外から持ち帰ったことから名づけられました。

有名な茶人千利休もこの椿を見たと言われています。椿は咲いていない時は緑に囲まれているので、お見逃しなく。

7.鏡容池・おしどり池

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今でこそ龍安寺の石庭が注目されていますが、かつては石庭よりも鏡容池の方が有名だったと言われています。

また、池ではオシドリの群れが遊んでいる姿がよく見られたことから「おしどり池」とも呼ばれています。

池には睡蓮が植えられており、5月から7月にかけて美しく咲き誇ります。

8.蹲踞(つくばい)

つくばい(蹲踞)とは、茶室に入る前に、手を清めるために置かれた背の低い手水鉢に役石をおいて趣を加えたもの。

龍安寺ではコインの形をした手水鉢の中央の穴を覗くと、「吾唯足知(われ、ただ足るを知る)」と読むことができます。

この手水鉢の文字に込められた意味は、石庭の石を一度に14個しか見ることができないことを不満に思わず満足する心を持ちなさい、ということだと言われています。とても素敵な人生の教訓ですね。

9.龍安寺垣

禅寺の特徴である「庫裡」への参道にある石段。

この石段の両側にある竹垣は「龍安寺垣」と呼ばれています。紅葉の季節には、一帯が鮮やかな赤色に染まります。

10.勅使門

国の重要文化財に指定されている勅使門。

実は、元々の龍安寺の勅使門は焼失してしまったため、現在は清源院の唐門が移築されています。

エリザベス女王夫妻が参拝されたことがある場所で、その際にはここから入り、石庭を見られました。

11.「庫裏(くり)」

禅宗寺院建築の特徴である「くり」は、木組みと白壁で構成されています。

一見シンプルに見えますが、お寺に重厚感を与えてくれます。吹き抜けの天井が開放的です。

12.山門

山門は江戸時代中期に建てられたと言われています。1755年の洪水で破壊され、その後現在のものが再建されました。

この門は日本らしい雰囲気が味わえるので、写真スポットとしても人気があります。

13.ひのき造り「仏殿」

14.茶室「蔵六庵(ぞろくあん)」

蔵六庵は、普段は一般公開されていない茶室です。一部の日は会員のみに開放されています。

蔵六庵に隣接する展示室には、蟠龍の大きな掛け軸や狩野派の琴似書の襖絵などがあります。

15.回遊式庭園「西の庭」

西庭は、室町時代の千坪の庭園を再現した回遊式庭園です。

徳川光圀が寄進したといわれている庭園で、「吾唯足知」が図案化されていると言われています。

ここの池は、鏡容池徳大寺家が造ったもので、藤原時代の特徴を捉えています。

龍安寺境内その他の楽しみ方

楽しみ方1:石庭の御朱印

龍安寺の御朱印は迫力のある「石庭」の文字。かなりインパクトのある御朱印です。「吾唯足るを知る」の押印もうれしいですね。

楽しみ方2:西源院の湯どうふ

西源院は湯豆腐と精進料理中心の食事処があり、龍安寺名物「七くさ湯どうふ」が庭を眺めながらお食事ができます。

西源院

・営業時間:10:00~17:00
・定休日: 無休
・電話番号: 075-462-4742
・参考サイトURL: http://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=6125&r=1435286127.3607(京都府観光ガイド)

楽しみ方3:お土産に石庭手ぬぐい

お土産に人気なのが石庭手ぬぐい。
シンプルながらもさまざまな思いが込められている石庭。普段使いにも、または自宅で額に飾って、思いを馳せてみては。

龍安寺の詳細&アクセス

・住所: 京都市右京区龍安寺御陵下町13 龍安寺
・アクセス: JR・近畿日本鉄道京都駅から市バス50番系統 立命館大学前下車 徒歩7分
     阪急電鉄大宮駅から市バス55番系統 立命館大学前下車 徒歩7分
     京阪電鉄三条駅から市バス59番系統 龍安寺前下車すぐ
京福電車 龍安寺道駅下車 徒歩7分
・営業時間: 3月1日~11月30日8:00a.m – 5:00p.m.
      12月1日~2月末日8:30a.m – 4:30p.m.
・料金: 大人・高校生 500円、小・中学生 300円
・公式サイトURL:http://www.ryoanji.jp/smph/index.html

龍安寺のバリアフリー情報

【車いすマークのついた駐車場】なし(駐車場職員にお尋ねください)
【車いす用トイレ】あり
【サービス】設置型音声ガイド/補助犬OK/多言語パンフレット(英語・中国語・韓国語)/多言語案内表示板(英語)
【土足禁止エリア】あり(車いすでの入場不可)
 
(引用:京都ユニバーサル観光ナビ

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