昔ながらの合掌造り!世界的に有名な白川郷で和を感じよう
岐阜県 観光公開日 : 2021年01月14日 | [更新日] 2024年10月01日
伝統的な建物が残る集落、白川郷。
岐阜県の山間部に位置し、かつての日本人の暮らしぶりを彷彿とさせる美しい風景が残っています。
懐かしさを感じる風景を見に行ってみませんか?
1.白川郷は隔絶された秘境の地
白川郷は、岐阜県の最北端に位置する険しい山間部にあります。
周囲を山に囲まれているため、冬は雪が多く、日本有数の豪雪地帯となっています。
このような地理的要因と気候風土から、つい最近までは人里離れた秘境となっていました。
そのため、茅葺き屋根の合掌造りの家など、昔からの文化や風習が今に受け継がれています。
白川郷の集落の多くは、狭い平地に建てられています。世界遺産に登録されている扇町合掌集落もその一つ。
扇町には約100軒の合掌造りの家が立ち並び、水田に囲まれた美しい田園風景が広がっています。
一休みできる喫茶店やお土産屋さん、宿泊できる旅館などもあります。
白川郷の見どころ1.和田家
国の重要文化財に指定されている和田家。
合掌造りの家としては日本最大級の規模を誇り、家の内部はもちろん、構造まで楽しむことができます。
内部は、昔話に出てくるような木の床や囲炉裏があります。
急な階段を登っていくと、合掌造りの集落の光景を見ることができます。
座って休憩することもできるので、疲れたときに立ち寄るのもいいですね。
白川郷の見どころ2.城山天守閣展望台
その景色が目の前に広がるのが「城山天守閣展望台」。
白川郷の集落を一望できるスポットです。
城山天守閣展望台は写真を撮る人や記念写真を撮る人でいっぱいですが、無料で公開されている私有地です。私有地ですので、節度を持ってマナーを守って撮影してください。
他者への思いやりを忘れずに!
白川郷の見どころ3.道の駅 白川郷
白川郷の合掌造りと同じ茅葺き屋根の道の駅。
合掌造りの構造を学べる合掌資料館や、どぶろくせんべいなどの特産品が並ぶ物産館、トイレ、食事ができるレストランなどがあります。
道の駅は、最近では観光スポットとして人気が高まっています。
世界遺産に登録された理由
世界でも珍しい合掌造りの白川郷は冬になるとすっぽりと雪に覆われます。
実はこの雪も世界遺産に登録された理由の一つなんです。
岐阜県でも有数の豪雪地帯である白川郷では、冬に作物が育たないように養蚕が行われていました。
合掌造りは、豪雪から家を守り、養蚕を続けるために開発された建築技術。
合掌造りは世界でも類を見ない建築様式であり、世界遺産に登録された理由の一つでもあります。
守り続けてきた古来の風景
ダム建設が盛んに行われると、多くの合掌造り集落がダムの底に沈んでしまいました。
白川郷の人々は、過疎化や人がいなくなることから合掌造りの家を守るために協力してきました。
白川郷の人たちは、合掌造りの家を過疎化から守るために力を合わせてきました。
これが白川郷が世界遺産に登録された理由の一つです。
白川郷への行き方
車の場合は、東海北陸自動車道白川郷インターチェンジを降りると白川郷に到着します。
名古屋市からは約2時間15分、岐阜市からは約2時間(国道156号で約3時間)、富山市からは約1時間15分で到着します。
路線バスについては、名鉄バスセンターから「高速白川郷線」が1日1往復しています。