日本のマチュピチュ!兵庫県朝来市の「竹田城跡」で雲海を見よう
兵庫県 絶景公開日 : 2020年11月08日 | [更新日] 2024年09月01日
日本のマチュピチュ」と呼ばれるお城をご存知でしょうか?それは「天空の城」とも呼ばれる竹田城です。
確かに霧の中に浮かぶ山城跡を見ると、日本のお城とは思えないほど神秘的な雰囲気があります。
限られた期間、限られた条件でしか見ることができない現象。
この記事では、この絶景を見るためのポイントや見どころを一挙にご紹介します。
竹田城の歴史
兵庫県朝来市にある竹田城は、日本の名城百選にも選ばれている山城です。
天守閣は残っておらず、石垣のみですが、今でも多くの観光客が訪れています。
室町時代には、但馬の守護者である山名氏の居城であり、後に太田垣氏の居城となりました。
織田信長が但馬に進出した後、豊臣秀吉に撃破されましたが、廃城になるまでのわずかな期間だけ機能していたといいます。
標高353.7mの山頂に位置し、タイミングを合わせれば雲海にそびえ立つ竹田城を見ることができます。
標高353mの高城山の頂上にそびえる竹田城の築城には13年の歳月を要したと言われています。
現在では、日本有数の城跡と言われており、威風堂々とした雰囲気は今も衰えていません。
竹田城跡で雲海は季節限定の絶景!
雲海の見頃は9月下旬~11月がベスト
竹田城の雲海は一定の条件を満たすと見ることができます。
期間 :9月から11月まで
時間:明け方から午前8時まで
1. 湿度が高く、十分な放射冷却が可能なこと
2. よく晴れていること
3.朝と昼の気温差が大きいこと
4.風が弱いこと
雲海の見頃は9月下旬から11月で、朝と昼間の気温差が大きく、微風があり、但馬南部に濃霧注意報が出ている日は、素晴らしい景色を見ることができます。
雄大な景色を見たい方は、事前に気象状況を確認してから行くようにしましょう。
夜明け前
夜明け前に行くと、美しい星空と竹田城のコラボビューが見られます。
月が出ている時にしか見られないと言われていますが、朝霧の時間帯が偶然で、11月上旬のタイミングでしか見られないそうです。
ただし、朝は気温が急激に下がるので、暖かい服を忘れずに持っていきましょう。
日の出後
竹田城全般の動画や写真で見るのは、日の出後の様子。朝9時頃まで出ている雲海を見ることができます。
夜明け前はカメラマンがたくさんいますが、日の出後はどんどん出ていくので、ゆったりと景色を楽しむことができます。
太陽と竹田城のコラボを見たい方は、ぜひこの時期に訪れてみてはいかがでしょうか。
夜明け前に雲海を見に行くなら要チェック!
懐中電灯
竹田城への道は、街灯などがないので懐中電灯は必ず必要です。
手に持てるタイプが一般的ですが、山道では頭に装着できるヘッドライトタイプがおすすめ。
また、登山中に明るく光る白色LEDや、ビューポイントで近くを照らすことができる赤色LEDも便利です。
レインコート
雨が降るからレインコートを用意するのではなく、こちらは雲海用。雲海が多いと、水蒸気に包まれているような感じになります。
なので、普段着だと濡れてしまいます。できれば全身を覆えるようなカッパを用意しましょう。
寒さ対策
夜明け前に竹田城に向かう場合は、必ず暖かい服装で行きましょう。朝は非常に寒いです。
手首や首回りを覆うようなものを必ず着用してください。
特に寒さが気になる方は、カイロを用意しておくのも良いでしょう。
近くのホテルに1泊
竹田城に行くのであれば、近くに泊まってみるのもいいかもしれません。竹田城の近くにはホテルや旅館がたくさんあります。
温泉に浸かってのんびりすることもできます。雲海は基本的に午前中に見ることができるので、宿泊しておくとスムーズに進むでしょう。
竹田城の近くには素敵な宿がたくさんあるので、おすすめです。
竹田城跡のベストショットを狙う!
朝来市のホームページでは、竹田城の撮影ポイントまで紹介しています。
立雲狭から雲海に浮かぶ竹田城を眺める
竹田城の南東に位置する朝来山の「立雲峡」からの眺めが有名です。雲海に浮かぶ船のような竹田城の景色を見ることができます。
朝来山の中腹に位置しているので、対岸の竹田城の景色は本当に美しいです。標高は低いですが、迫力ある城の美しさは圧巻です。
早朝の眺望は、この世のものとは思えないほどですが、外灯がないので懐中電灯(屋外用)が必要になります。
絶景を見るためには、立雲峡谷の駐車場に行ってから、一番高いところにある第一展望台に登らなければなりません(第二展望台と第三展望台は丘の上にあります)。第三展望台は竹田城よりも低い位置にあるので、できれば第一展望台がいいですね! .
駐車場から徒歩30分ほどなので、軽登山用の装備を用意しておきましょう!
竹田城の基本情報
竹田城跡の基本情報
・住所: 兵庫県朝来市和田山町竹田字古城山169番地
・アクセス: [公共交通機関] JR播但線竹田駅からタクシーで10分
(山頂までは竹田城跡駐車場から徒歩15分)
[車] 播但連絡道路和田山JCT-加都交差点右折-駐車場から徒歩約20分
・定休日:冬季閉山期間:平成28年1月4日(月)~平成28年2月29日(月)
・電話番号: 079-674-2120
・観覧料: 大人(高校生以上) 500円 / 中学生以下 無料 / 年間パスポート 1,000円
・公式サイトURL: http://www.city.asago.hyogo.jp/takeda/
竹田城跡のバリアフリー観光情報
車椅子対応トイレあり
(引用:障害者手帳で行こう!)
早朝に雲海を見に竹田城に向かう場合は、交通量に注意しましょう。
秋の雲海シーズンには、シャトルバスでしかお城まで行くことができず、徒歩ルートや車のルートが通行止めになることがあります。
また、雲海シーズンには雪や道路の凍結も予想されますので、朝来市役所のホームページで雲海が見られるかどうかを必ず確認しましょう。