石見銀山の5つの見どころ。周辺おすすめ観光スポットも巡ろう!
島根県 観光公開日 : 2020年11月25日 | [更新日] 2024年09月01日
世界遺産として有名な石見銀山。
実は掘り出されたのは今から400年も前のことなんです。
16世紀には流通していた銀全体の3分の1近くの採掘量があったと言われていますので、非常に発展しました。
また、当時から環境に優しい配慮がされていたということもあり、現代でも評価がされている観光スポットです。
今回は、石見銀山にお出かけする前にチェックしておきたい5つの見どころをご紹介します。
世界レベルの生産量
石見銀山は海から発見されたのだとか。
博多の商人が船からこの輝く山を発見したと言われています。
海の上には遠くからでも見えるほどの銀が転がっていたのではないでしょうか。
まさに宝の山。
最盛期には江戸幕府の財政を支えた銀山。
当時の日本の銀生産量は世界の銀生産量の3分の1を占めていたことから、石見銀山が世界トップクラスの銀山であったことがわかります。
アジア初の世界遺産
2007年にはアジアで初めてユネスコの世界遺産に登録された鉱山。
通常、銀を採掘する際には、燃料のために周囲の樹木を伐採します。
しかし、石見銀山では古くから周辺の森林を管理しており、銀山の採掘場としては珍しい自然豊かな場所として世界から注目されています。
石見銀山資料館
大森代官所跡に建てられた石見銀山資料館は、当時の銀山で使用されていた採掘道具など500点の展示品を展示しています。
庭園には、役人が農民の一揆から逃れるために作られた抜け道があり、建物自体が歴史的価値の高い資料館となっています。
歴史の深さを感じられる間歩
石見銀山では、銀山に通じる道を「間歩」と呼んでいます。
石見銀山には、私たちが知る限り280本もの間歩があると言われています。
間歩には生々しい痕跡が残っているものもあり、足場が悪いにもかかわらず、歴史の深さを体感できることから人気の観光スポットとなっています。
江戸時代の面影が残る銀山周辺スポット
最盛期には3万人以上が働いていたと言われ、周辺に一大都市を築いた石見銀山。
代官所跡や武家屋敷など、昔ながらの町家の町並みが残っています。
そんな昔ながらの町並みを楽しめるのも石見銀山の魅力の一つです。
石見銀山では、現在でも大量に残されているゴールドラッシュではなく、シルバーラッシュの夢の跡を見ることができます。
石見銀山の基本情報
・住所: 〒694-0305島根県大田市大森町イ1597-3
・アクセス:JR山陰本線(大田市駅着)~路線バス ~ 石見銀山世界遺産センター
(その他アクセスは、公式サイトをご参照下さい。)
・営業時間: 8:30~17:30(施設案内)、9:00~17:00(展示室観覧時間)
・定休日: 毎月最終火曜日、年末年始
・電話番号: 0854-89-0183
・料金: 一般300円、小中生150円
・公式サイトURL:http://ginzan.city.ohda.lg.jp/
石見銀山のバリアフリー観光情報
石見銀山世界遺産センター駐車場には身障者用駐車スペースがあります。
■その他『福祉関連の観光情報』(大田市観光協会 TEL:0854-88-9950)
(引用:石見銀山世界遺産センター)
石見銀山の見どころまとめ
もちろん、ガイドさんと一緒に坑道の中を歩き、鉱山跡に触れるのがメインですが、周辺には他にも見所がたくさんあります。
活発な鉱山だった頃の街並みをそのまま残した大森の街並みや、古い建物を現代風におしゃれにアレンジしたカフェなど、レトロな雰囲気を楽しむことができます。
世界中から注目されている夢の跡地で、現実を忘れてロマンを感じながら休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。